アメリカ英語の発音の方が聞きやすいと思ってるのって、私だけでしょうか? 80年代、90年代のハリウッド映画全盛期で育ってきたし、学校で習うリスニングもほとんどアメリカ英語でした。
しかしTOEICの学習で初めてイギリス英語をまじまじと聞くことになりました。これが難しいの何のって。「え、英語なのに何て言ってるのかわかんない!」
そりゃそうですよね、日本語でも東京弁(標準語)と関西弁とでは、イントネーションの違いがあるように、英語にも地域によって違いがあるの、あたりまえですよね。
今回はTOEIC頻出単語である「schedule」と「tour」の単語について、両者の発音の違いを解説します。
「schedule」の発音の違い
イギリス英語の発音
イギリス英語では「schedule」という単語を発音するとき、私たち日本人にはどのように聞こえるのでしょうか。
最初の「sch」は「シュ」の音なのですが、その後の「edule」「エジュール」と合体して、「シェジュール」に近い感じになります。
アメリカ英語の発音
一方、アメリカ英語では「schedule」は私たちになじみのある発音で聞くことができます。
最初の「sch」は「スク」の音で、「スケジュール」と言うような発音になります。
イギリス英語の発音は「sh」に近いのに対して、アメリカ英語の場合は「sk」に近いという違いがあります。
「tour」の発音の違い
イギリス英語の発音
イギリス英語では「tour」を「トー」と発音されているように聞こえます。「トゥアー」じゃないんですよね。私は最初、本当に何て言っているのか全然わかりませんでした。
しかもなぜかこの単語、TOEICではイギリス発音で出題されることが多いんですよ。
アメリカ英語の発音
アメリカ英語では「tour」は「トゥアー」と発音されます。「トゥ」の部分がしっかり発音され、「r」の音まで聞こえるのが特徴です。私たちになじみのある発音です。
実際のイギリス人はどう発音するのか?
私の通っている英会話スクールの、コテコテのブリティッシュイングリッシュを話す先生は、やはりTOEICと同じように「tour」を「トー」、「schedule」を「シェジュール」と発音していました。何人かのイギリス人と確認したのですが、みんなこのような発音でした。
私の仕事では、海外のクライアントが工場見学をする、ということがよくありました。「工場見学」「工場案内」のことを英語で「factory tour」と言います。TOEICだけでなく、実践でもよく使うのですごく役に立ちます。
あなたの学習しているTOEICは、かならず現場で役に立つので、ぜひ学習を続けてくださいね。
まとめ
私はハリウッド映画が大好きなので、やはりアメリカ英語の方が聞き慣れています。私のようにイギリス英語が聞き取りにくいという人は、ぜひリスニングセクションで少しでも得点できるように、スタサプや公式問題集などで対策することをおすすめします。
そして、英会話スクールである程度英語が喋れるようになった人は、(もし講師を選べるなら)ブリティッシュイングリッシュを話す講師とレッスンするのも効果的ですよ。
少しずつ、でも着実にがんばりましょうね。