- もういい歳だから、英語を勉強したってムダだよ・・・
- 会社でTOEICを受けることになってしまった。700点以上取らないと、管理職から外されてしまう・・・
- 英語を話せるようになりたかったのに、仕事や子育てに追われ、英語学習を後回しにしてしまい、気づいたらこんな歳になっていた・・・
40代、50代の大人のみなさん、こんな風に思ったことありませんか?この年齢からの英語学習はもう手遅れなのでしょうか?

こんにちは、まちこです。
40代で英語の学び直しを始め、約1年間の学習でTOEIC IPテストで830点を取ることができました。
結論から言えば、40代・50代からの学び直しは決して遅くありません。そして、その学び直しの最適なスタート地点は、「中学英語」です。
この記事を読めば、最短で基礎英語をモノにする学習法がわかります。
それではまず、中学英語を基礎から学ぶ重要性や具体的な学習方法について詳しく解説していきましょう。
なぜ中学英語を学ぶことが重要なのか
英語の基礎は中学英語でほぼカバーできる
英語の文法や文章構造の大部分は、中学英語で十分に理解できます。たとえば、
- 基本的な語順(主語 + 動詞 + 目的語)または(主語 + 動詞 + 補語)
- 疑問文の作り方(Do you like coffee?)
- 否定文の作り方(I don’t like coffee.)
これらのルールをしっかり理解すれば、英語の文章をスムーズに組み立てることができ、英会話やライティングの基礎力が向上します。
また、中学英語を学び直すことで、時制(現在形・過去形・未来形)や助動詞(can, must, will)といった、英語の基本ルールを体系的に復習できます。これにより、英語を話す際の「文法の迷い」がなくなり、よりスムーズに会話ができるようになります。
日常英会話に必要な英単語の多くが中学英語に含まれている
日常生活でよく使われる単語の多くは、中学英語で学ぶ範囲内です。たとえば、
- 家族や人間関係(family, friend, teacher)
- 日常生活(eat, drink, sleep, work)
- 旅行や買い物(travel, shop, buy, pay)
これらの単語を確実に覚えることで、日常英会話の大半をカバーできます。
逆に、難しい単語や高度な表現を覚えるよりも、こうした基本単語を正しく使いこなすことのほうが重要です。なぜなら、英語ネイティブでない者どうしが会話するには、簡単な単語の方が断然理解しやすいからです。
「学び直し」に最適なレベルである
英語学習をやり直す際、高度なビジネス英語や専門用語から始めると、挫折しやすくなります。しかし、中学英語は「学び直し」に最適なレベルであり、以下の点で効率的です。
- 文法や単語がシンプルで理解しやすい
- 英会話に直結する実用的な内容が多い
- すぐに活用できるフレーズが多い
たとえば、「Can I have a coffee?(コーヒーをいただけますか?)」や「Where is the station?(駅はどこですか?)」といった表現は、中学英語の知識だけで十分に伝えられます。
英語に対する苦手意識を克服しやすい
英語が苦手な理由の多くは、文法や単語を十分に理解できていないことにあります。しかし、大人になってから学び直すことで、
- 自分のペースで学習できる(焦らず着実に進められる)
- 実際の会話に結びつけやすい(実生活で使う場面を意識しながら学べる)
- 効率的な学習法を選べる(アプリや動画を活用できる)
といったメリットがあります。
また、誰もが一度やったことのある中学英語を学び直すことで、「思ったよりも簡単だ」と感じるので、挫折しにくくなります。そして自信を持って英語に取り組めるようになるのです。
中学英語を学び直すための具体的な方法
基礎文法をおさらいする
まずは、中学英語の基本文法をしっかり復習しましょう。特に重要なポイントは以下のとおりです。
- 現在形・過去形・未来形
- 助動詞(can, must, will など)
- 不定詞
- 動名詞
- 受動態
- 比較級・最上級
- 関係代名詞
- 関係副詞
文法書やオンライン教材を活用しながら、一つひとつ確認していくことが大切です。
簡単な英語の文章を読む
英語の基礎を固めるためには、「読む」ことが効果的です。中学レベルの英語の本やニュース記事を活用し、
- 知っている単語を増やす
- 文の構造に慣れる
- リスニング力も同時に鍛える
といった学習を取り入れましょう。
英作文に挑戦する
学んだ文法や単語を実践的に活用するために、英作文をするのもおすすめです。例えば、
- 毎日の出来事を英語で日記に書く
- SNSに短い英語の投稿をしてみる
- 英語のメールやメモを書いてみる
といった練習をすると、より実践的な英語力が身につきます。
音読をする
英語を話す力を伸ばすためには、音読が有効です。中学英語の例文や簡単な英語の本を音読し、
- 発音を改善する
- スムーズに話せるようになる
- 英語のリズムやイントネーションに慣れる
といったスキルを身につけましょう。
アプリやオンライン教材を活用する
最近では、大人向けの英語学習アプリやオンライン教材が充実しています。
- 「Duolingo」や「BBC Learning English」で基礎を学ぶ
- YouTubeの英語学習動画を活用する
- オンライン英会話で実践練習をする
といった方法を組み合わせると、楽しく飽きずに効果的に学習を進められます。
【体験談】40代で学び直し、イチバン始めにやったこと
中学英語を「英文法」から復習する
わたしが学び直しでイチバン始めにやったのは、「NHKラジオ」の「ラジオ英会話」でした。
公式サイトはコチラ👇
ラジオ英会話 – NHK https://www.nhk.jp/p/rs/PMMJ59J6N2/
この「ラジオ英会話」は、基本動詞をていねいに解説してくれるので、学び直しにぴったり。まるで学生時代の英語の授業を受けているようでした。
ただ、基本動詞でさえ忘れてしまっていた私には、正直ちょっと難しいな、とも感じました。
そこで、中学英語を英文法から復習することに決めたのです。
おすすめの教材
わたしが英語の学び直しを始めたときに使った教材をご紹介します。
くもん出版「中学英文法」
このくもん出版「中学英文法」は、重要な文法をひとつひとつスモールステップで解説しているので、無理なく続けることが可能です。
Amazonでの評価でも、たくさんの大人の方がこの参考書で学び直しをしているのがわかります。
私はこの本を2回読みました。自信がなかった関係詞の単元は、特にゆっくり、しっかり学習しました。
最初の部分は簡単なので、飛ばしてもいいと思いますが、SVCなどの、基本構文が出てきたら丁寧に復習しましょう。
くもん出版「中学英文法問題集」
読み終わったら、別冊の問題集もやると中学英語はカンペキです。
この問題集をやってみると、意外と理解できてないんだなぁと弱点が分かるようになります。
少し時間は余分にかかりますが、問題集までセットで終わらせることをオススメします。
まとめ
40代・50代からの学び直しでも、英語を習得することは十分可能です。そのための第一歩として、中学英語を基礎からしっかり学ぶことが重要です。
- 中学英語は英語の基礎をカバーしている
- 日常英会話に必要な単語が含まれている
- 学び直しに適したレベルである
- 苦手意識を克服しやすい
これらの理由から、中学英語をしっかり身につけることで、その先の英語学習がスムーズになります。
例えば、英会話スクールに通うにしても、まず中学英語の文法をしっかりやっておくことがその後の学習の伸びに直結するのは、言うまでもないでしょう。
無理のないペースで楽しく学習を始めてみましょう。英語を話せるようになることで、新しい世界が広がるはずです!
ぜひ頑張ってくださいね。
遠回りに見えても着実にやることが一番大切ですよ。